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Channel: ヒットしなかったけれど、ちょっといい曲
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The G-Notes“Ronnie(My Teen-Age Dream)”1958

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先日“The Georgettes”について書いたとき、Rickie Pageと夫・George Motolaについて触れたが、今回はその夫婦が手がけたガール・グループ、実際にはデュエットではあるが、The G-Notesを採り上げてみよう。

このデュエットについて知られていることはほとんどなく、わかっていることは Linda(11歳)と Nancy(9歳)の Gino姉妹(じつは 3姉妹で 5歳の妹がいる)と、父親の名前が Sam Ginoであることくらいだろうか。

最初のシングル盤の A面“I Would”を聴くと、まるで子ども合唱団の歌みたいに聴こえるけど、B面の“Ronnie”はまったく違い、素晴らしい出来だ。とくに情感たっぷりに語られるセリフはとても子どもとは思えないものだ。

次のシングル盤はちょっとしたイワく付きの曲となった。1957年のことだろうと思うが、Rickie Pageと George Motolaは The Georgettesのために“Johnny Johnny Johnny”を作ったが歌われなかった。理由は不明である。そこでアマチュア・ショウで見つけてきた The G-Notesに歌わせることとなった。レコーディング・セッションでは、エディ・コクラン(Eddie Cochran)がギターを弾いたのだが、コクランはこの曲をすっかり気に入ってしまい、自らがレコーディングすることを望んだ。
これによって、エディ・コクランの“Jeannie Jeannie Jeannie”(1958年1月)が誕生した。しかし、ビルボード・ヒット・チャートは 94位までしか上がず、しかし、イギリスの London Recordsで出したシングル盤は1961年に 30位まで上がった。その後、この曲は幾多のロック・グループによって歌われ演奏されている。
ところで、The G-Notes の“Johnny Johnny Johnny”は1959年(月は不明)になって発売された。もちろんヒットした形跡はなく、その後 3枚目を吹き込んだという記録もない。

The G-Notes
I Would / Ronnie(My teen-Age Dream) tender 510,Jackpot 48000 1958

The G.Notesとして
Johnny Johnny Johnny / Broken Down Merry Go Round Guyden 2012 1959

The G-Notes“Ronnie(My Teen-Age Dream)”1958


The G.Notes“Johnny Johnny Johnny / Broken Down Merry Go Round”1959


Eddie Cochran“Jeannie Jeannie Jeannie”1958


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